このたび新潟県の阿賀野川に接する村落地域で事務所を開設する運びとなりました。
皆様のあたたかいご支援と多大なるご協力の賜物です。衷心より感謝申し上げます。
事務所の名前は「エムズ地理空間情報コンサルタント」としました。
今までの職務経歴の中で最も多く携わった地理空間情報システムの業務を中心に進めて
まいります。

業務を進めるにあたって2つの視点を考えております。
まずは身近な「いとなみ」と「くらし」という視点です。
事務所のある場所は村落地域で都市部と異なり一次産業従事者が多い印象ですが、じつは
新潟市への通勤圏でもあるため、大半の人が市中の会社に勤務しています。
しかし世代年齢が上がると農業を介して土地に根ざしたつながりもあります。多くの恵み
と豊かな資源をもたらす大地や太陽ですが、日々のいとなみやくらしに対して、ときに
災いをもたすことがあります。
それは地震、水害などの災害、気象の変動などです。くらしをより安全に持続可能な状況
を継続するため、現在では各種の情報システムを活用することでリスクの最小化、回避が
可能となります。
いとなみやくらしを壊すリスクに対して、座標を付与しリスクの可視化をお勧めいたします。

2つ目の視点は「ヒト・モノ・コト」という視点です。
このヒト・モノ・コトについては次のように考えています。情報システム上でヒトとは住民
をさします。同様にモノとは物理的に存在するモノをさし、建物、住宅、土地、道路、交通、
公共空間などです。コトとは日常のなかにもありますが、特に非日常、いとなみやくらしに
影響を与える事象もさしています。
これらのヒト・モノ・コトにたいして「場」をいう情報を付加することで地理的要素を加え、
いとなみやくらしを支えます。

情報システムも様々な仕組みがありますが、私たちが特にご提案するシステムは地理空間情報
に関連するシステムです。30年以上現場で地理空間情報にかかわってきた人材がこれらの
地理的視点をコアにしてご提案いたします。

ぜひご活用、ご下命ください。

令和6年4月