地球上の位置や高さ、センシング情報を取得して、さらに過去データ、アナログデータ
なども情報処理可能な形式でデータを取得することが重要です。
1次データとして取得し、そのデータを地理空間情報(GIS)で利用可能な2次データに
加工して使用します。
そのデータは画像(ラスタ形式)、テキスト(文字や数字)、ベクトル(位置と成分)
などで表現されます。
◎ ラスタデータまたは画像データと呼ばれるデータはピクセルやドット情報で表現され
ます。対象物の色の濃淡、地形地物の有無など、可視光での表現や目に見えない近赤外光
の濃淡など様々な情報をラスタデータで提供を受けることが可能です。主な取得技術とし
ては、太陽光による光学的なセンサー、光波を用いるライダー、電波によるセンサーなど
があり、ノイズ等を除去して使用可能なデータとします。
◎ ベクトルデータは位置と成分を持ったデータです。データの形態としては、ポイント、
ライン、ポリゴンという3種類のデータで表現されます。これらのベクトルデータには座
標値を持ち、更に属性データとしてデータベースを結びつけることで情報ツールで使いや
すいデータとなります。
必要に応じてジオプロセシングを行います。
◎ 座標を持ったメッシュデータも地理空間情報(GIS)で扱うデータ形式です。ベクトル
データが登場する前はメッシュデータで地形解析等をしていました。現在はメッシュデー
タとベクトルデータの変換も可能となり、各種のコンターマップ(例えば比高差、温度差、
密度差など)として、表現できます。
◎ 文字や数値のデータは様々な形態で存在します。それらを情報ツールで座標等を付与し、
処理可能な形式に変更することができます。
例えば、新潟県→ 15、新潟市東区→ 105 新潟県新潟市東区15105 です。
また、新潟県長岡市は15202十日町市は15210など、住所を数値に変換すること
が可能です。
この数値に座標を付与することが容易です。